「第55回京王杯SC・GII」(芝1400m)は15日、東京11Rに17頭で争われ、好位の2番手を追走した10番人気の
サンクスノートが、逃げる3番人気の
アーバニティ(3着)を直線で交わすと、詰め寄った5番人気の
マルカフェニックスを首差抑え、1分19秒8のレコードタイムで重賞初勝利を飾った。1番人気の
エーシンフォワードは4着に敗れている。
「厩舎の人から“状態はすごくいい”と聞いていたし、前に乗ったときの印象から“ひょっとして”とは思っていた。でも、まさか本当に勝てるとは…」。蛯名は気持ち良さそうに汗をぬぐう。
二ノ宮師も「流れがうまく向いたね。それに、最近は馬が自分の気持ちをコントロールできるようになって、きょうの返し馬もいい感じだった」と精神面の成長を勝因に挙げた。安田記念(6月6日・東京)を視野に入れて、調整が進められる予定。高速馬場を制した勢いを味方に、マイル界の頂点を目指す。
提供:デイリースポーツ