【アベイユドロンシャン賞開催】
芝1000mのスプリント戦、G1アベイユドロンシャン賞が5日、ロンシャン競馬場で行われた。当初、1番人気が予想されていたオアシスドリームOasis Dream(父Green Desert)が、馬場状態を理由に出走を回避したために19頭で行われた。
優勝したのは、ここがG1初出走となったR.シャルトン厩舎の5歳セン馬パタヴェリアンPatavellian(父Machiavellian)。残り400mで先頭に立つと、2着ザトレイダーThe Trader(父Selkirk)を1馬身差斥けてゴール。今シーズン4勝目あげた。昨年、スプリント路線に変更して以来、8戦7勝と絶好調。今季は、緒戦の特別レース(6f)に優勝した後、6月に行われた6fのハンデ戦で5着に敗退。しかし前々走、前走のハンデ戦で2連勝を果たして以来、2ヶ月ぶりの実戦であった。
【マルセルブーサック賞結果】
2歳牝馬限定戦G1マルセルブーサック賞が5日、ロンシャン競馬場で開催され、ニコラス・ファミリーが所有するディネボラDenebola(父Storm Cat)が、目下3連勝中のグリーンヌーンGreen Noon(父Green Tune)に僅差で競り勝ち、仏2歳女王の座についた。デビュー2戦目となった8月の仏G3カブール賞で重賞初優勝を果たしたディネボラは、前走G1モルニ賞で3着と好走した。今季は休養に入る予定。尚、このレースの1番人気ネックレスNecklace(父Darshaan)は10着と大敗した。
【グランクリテリウム結果】
仏2歳チャンピオン決定戦G1グランクリテリウム(1400m)が5日、ロンシャン競馬場で開催され、女性調教師C・ヘッド厩舎のアメリカンポストAmerican Post(父Bering)が、1番人気チャーミングプリンスCharming Prince(父Barathea)を4馬身差斥けて圧勝。重賞初出走がG1優勝となった。
1番人気が予想されていたダイアモンドグリーンDiamond Green(父Green Desert)が馬場状態を理由に出走を回避し、6頭立てで行われたこのレースは、6着のアクロポリスAcropolisの進路妨害により、フランス競馬の規則上、進路妨害を行った馬の同厩馬はすべて降着の対象となるため、アクロポリスと同厩のニュートン(3着)は4着、タイクーン(4着)は5着となり、アクロポリスに進路妨害をされたシームXimb(父Septieme Ciel)が3着に繰り上がった。