フローラS勝ちの{horse=2007102958:サンテミリオン}が、美浦Wで文句なしの最終追いを終えた。土谷(レースは横山典)を背に、レイクメリット(4歳1000万下)を5Fで3馬身追走。直線を向くとスッとパートナーに並びかけ、並んだままフィニッシュ。5F66.8-38.2-12.6秒を馬なりでマークした。
「前に誘導馬を置き、内に入って並入。いつも通りの追い切りです。時計は際立ったものではないけど動きは良かったですね」。ゼンノロブロイの描かれたジャンパーをまとった古賀慎師が、青写真通りの追い切りに安どの表情を見せた。師が藤沢和厩舎の助手時代、携わっていた父の産駒でのクラシック出走。「ゆかりのある血統馬で出られてうれしい」。父のなし得なかったクラシック制覇へ、孝行娘が躍進する。
新コンビの後藤が騎乗した{horse=2007103393:アニメイトバイオ}は美浦Wで強めに追われ、6F81.1-12.2秒をマークした。「それほど攻め駆けする馬じゃないが、動きは良かったと思います」と牧師は満足げ。後藤は「メンコを着けた効果もあるし、今なら距離はマイルより2400mぐらいあった方がいい。左回りの方がいいみたいだしね」と一発を狙っている。
提供:デイリースポーツ