馬体の張りが目立つ。美浦南の角馬場で入念に体をほぐした桜花賞馬{horse=2007103234:アパパネ}の姿を確認し、国枝師は「少し気持ちが高ぶっているようなので、きょうはこれで十分だろう」と満足げな表情だ。17番と外枠を引いたが、阪神JFを含めて8枠で2勝を挙げている。それだけに「大丈夫だよ。マサヨシ(蛯名)がうまく乗ってくれるだろう」と自信をのぞかせていた。
美浦Wをキャンターで駆け抜けた{horse=2007102958:サンテミリオン}。古賀慎師は「いつも通りの調整です。カイバも食べているし落ち着いていますね」と笑顔を浮かべる。スタンド前のスタートだけに、大外8枠18番は気になるところ。しかし、横山典は「確かに内の方が良かったが、中途半端な枠よりかえっていいだろう。最後にゲートに入れるしね」とプラスにとらえていた。
{horse=2007101171:コスモネモシン}が桜花賞9着からの巻き返しを狙う。レース前々日の朝は美浦坂路を2本。「体の力が抜けていていい感じ。前走は今思えば少し元気がなかった」と清水英師は良化した気配に目を細める。「随分と人気がないね。サンテミリオンやアプリコットフィズには先着しているし、差は感じない。最後に笑うのはオレだよ」と不敵な笑みを浮かべていた。
提供:デイリースポーツ