ヴィクトワールピサ最高の仕上げに岩田も感心/ダービー

2010年05月27日 12:04

 王座は譲らない。皐月賞馬{horse=2007102923:ヴィクトワールピサ}が軽快な動きを見せた。岩田がまたがって、栗東CWで3頭併せ。前方にバガボンド(3歳未勝利)、後方にレッドバリオス(3歳500万)と縦列でスタートした。アッという間に前へと接近し、直線入り口では真ん中を割って、馬なりのまま内のバリオスに1馬身半差、外バガボンドに首差の先着を決めた。

 やり過ぎないように、やらなさ過ぎないように絶妙なさじ加減だ。「先週に乗って少し重いと感じたけど、きょうは仕上がっていると感じた。呼吸も整っていて、すべてにおいていい馬」。最高の仕上げに鞍上岩田の胸も自然と高鳴る。

 今回は皐月賞から距離が400m延びる。コンタクトを取るなかで、改めて確認しておきたいことがあった。「4角手前で内の馬が来てもムキにならずに、リズム良くリラックスして走っていた」。折り合い面の不安など、どこ吹く風。「自分のペースを守る賢い馬。2000mよりも2400mの方がいい」。背中から感じる皐月賞馬の完成度の高さに感心した。今年、3冠馬の資格があるのはヴィクトワールだけ。まずは2冠達成へ―。7611頭の頂点は手の届く場所にある。

提供:デイリースポーツ

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