復活の糸口となるか。{horse=2005102180:リトルアマポーラ}は角馬場でじっくりと体をほぐして、栗東DPに移動。ファイアレッド(5歳500万下)を5Fで1.6秒追走する形で追い切りを開始した。
ジワジワとラップタイムを上げながら、馬体を外に並べて直線に。ラスト1Fを切ったところで鞍上が軽くGOサインを送ると、その合図に瞬時に反応してあっさり1馬身先着。5F65.9-37.6-11.7秒の鋭い伸び脚で、好調をアピールした。「半マイルから合わせて、しまい追っておくようにとの指示。中2週なので、びっしりとやる必要はない。きょうまではいい感じできていますよ」と影山助手は好感触を得た。
ここからが本当の勝負となる。「最近は追い切ったあとに硬さが出る。前走でもレース当日に硬さがあったみたいなので、その点が心配ですね。ただ、先生(長浜師)と相談して負荷をかけ過ぎないようにやってきた。これがいい方に出てほしいね」。レースで100パーセントの力を出せるように、陣営は細心の注意を払ってきた。
前走の金鯱賞は6着に敗れたが、悲観はしていない。牡馬が上位を独占するなか、3着馬にわずか0.2秒差。「マイラーズC(18着)を見ても、距離は2000mくらいあった方がレースはしやすいですね。今回は牝馬限定だし、愛知杯(1着)と変わらないメンバー。56.5kgで勝っているので、57kgのハンデは仕方がないところ。道悪になってもこなせると思うので、格好はつけてほしい」。
08年のエリザベス女王杯を制し、3歳で牝馬の頂点に上り詰めた。クラブの規定で6歳の来春には繁殖入りが決まっている。2度目の栄冠へ。重賞V4で秋に弾みをつける。
提供:デイリースポーツ