過去10年で7頭がV。函館の電撃戦は牝馬が輝きを放ってきた。今年、その期待を強く抱かせるのが{horse=2006103025:ワンカラット}だ。体調面が結果に直結する。「1200〜1600mは大丈夫。体調さえ良ければ動く馬で、ゲートもしっかり出てくれる。だから前走のCBC賞(3着)は、久々のスプリント戦とは思えないほど、いい行きっぷりでした」と藤岡佑。火曜の朝は自らが騎乗し、函館Wでやや速めのキャンターを消化した。「ゆっくりと乗るより時計にならない程度で。落ち着きがあって、雰囲気はいい。追い切りは今週の水曜1本だけど、その分、普段は緩めずに乗っているから問題はありません」。満面の笑みに、仕上がりへの確かな自信がみなぎる。疲れ知らずの4歳牝馬が夏の函館で躍動する。
昨年8月のUHB杯で{horse=2002106006:ピサノパテック}は洋芝のスプリント戦を制している。「札幌で勝っているからね。得意な印象は持っている」と葛西助手は適性に自信をのぞかせる。火曜の朝はダートを経由して、函館Wでキャンターの内容。「日曜にも乗ったけど、いい感じ。美浦にいるときと様子は変わらないよ。ここ2走は最後も伸びているし、期待はある」と力を込めた。
提供:デイリースポーツ