全兄は春秋
グランプリホース・
ドリームジャーニー。偉大な兄を持つ
オルフェーヴル(牡、父ステイゴールド)が、土曜の新潟5R(芝1600m)で待望のデビューを果たす。
追い切るたびに気配は着実にアップしてきた。11日の最終追いは栗東坂路で
ティアモブリーオ(3歳未勝利)と併せ馬。直線でグイグイ伸びて0.3秒先着し、4F53.3-38.1-12.3秒をマークした。「時計は水準ぐらいのものだったが、フットワーク自体は良かったと思う。適性としては中距離あたりだけど、仕上がったので今週使います」と池江寿師は状態の良さをアピールする。
鹿毛だった兄に対し、弟は母オリエンタルアート譲りの栗毛。気性面でもまったく違うタイプだという。「兄は少しヤンチャだったが、弟は2歳馬にしては落ち着きがある。新馬戦としては、兄のようなタイプが向いているんだろうけど、弟も1回使えば変わってくれると思う。この馬なりに育ってほしいね」と指揮官。先々を見据えて地道に力をつけ、ゆくゆくは兄がたどった王道を歩ませるつもりだ。
提供:デイリースポーツ