16日、盛岡競馬場で行われた第15回クラスターC(3歳上、交流GIII・ダート1200m、1着賞金2300万円)は、藤岡佑介騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.2倍)サマーウインドが、スタート直後からハナを奪い逃げると、4角で一旦後続に差を詰められたものの直線では再び突き放し、2番人気ミリオンディスクに2馬身差をつけて優勝した。さらに4馬身差の3着には5番人気メイショウバトラーが入った。
勝ったサマーウインドは今回が重賞初制覇。また、勝ちタイムの1分08秒9(稍重)は、03年のクラスターCでディバインシルバーがマークした従来の記録(1分09秒8)を0.9秒縮めるコースレコードとなった。
【藤岡佑介騎手のコメント】
「今回は負けられない一戦と思って臨んだが、返し馬で状態いいのが分かったので、これなら勝てるなと。スタートでちょっとあおったが、これはいつものこと。逃げても控える競馬でも大丈夫なので、自分のリズムで走らせることに専念させたが、いつもどおりリラックスして走っていたし3、4コーナーの手応えも抜群。直線で内からメイショウバトラーが一瞬抜けたが、全然慌てなかった。まだまだ強くなりそうなので、これからも楽しみ」
【勝ち馬プロフィール】
◆サマーウインド(牡5)
父:タイキシャトル
母:シンウインド(スワンS-GII、京王杯SC-GII)
母父:ウエスタンウインド
厩舎:栗東・庄野靖志
通算成績:11戦7勝(うち地方3戦3勝、重賞1勝)
主な戦績:10年プロキオンS(GIII)2着、根岸S(GIII)2着など
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。