「第30回新潟2歳S・GIII」(芝1600m)は5日、新潟11Rに17頭(
ホーマンフリップは競走除外)で争われ、9番人気の伏兵
マイネイサベルが大外一気の差し切り勝ち。2着に10番人気
マイネルラクリマが入り、マイネル軍団のワンツー決着となった。勝ちタイムは1分34秒5。2頭が出走したディープインパクト産駒は、
レッドセインツ(5番人気)の3着が最高だった。
最後はマイネル軍団2頭の争い。軍配は外から豪快に伸びた
マイネイサベルに上がった。「予定通り。走ると思っていたから。なんで人気がないのか不思議だった。初戦が七分の仕上がり。ここでも引けを取らないと思っていたんですよ」。低評価を覆し、松岡はしてやったりの表情を浮かべた。鞍上がデビュー前に馬を見てほれ込み、自ら陣営に“乗りたい”と頼んだという。「きょうはまだ八、九分で完成されていない。将来性は十分」と今後の活躍にも太鼓判を押す。
2戦2勝でタイトル奪取。当然ながら阪神JF(12月12日・阪神)が最大の目標だ。「ローテはオーナーと相談してから。でも、長い直線で勝ったのはいいよね」と水野師は仁川への手応えを口にする。くしくも松岡、水野師とも新潟リーディングで2位。夏のオーラス重賞で悔しさを爆発させたコンビが、秋の2歳牝馬路線を盛り上げていく。
提供:デイリースポーツ