4日、イギリスのニューマーケットで開催されていたタタソールズ・ディセンバーセールの繁殖セッションが終了し、先月24日から行われたディセンバーセールの全日程を終了した。
当歳馬、1歳馬、繁殖牝馬合わせて1698頭が売却され、総売上高は昨年比16%増の6319万6150ギニー(約111億1900万円)、平均価格は昨年より2.6%アップの3万7217ギニー(約660万円)、そして中間価格は昨年比13.3%増の17000ギニー(約301万円)を記録した。
故ファハド・サルマン殿下のニューゲート・スタッドとワフィック・サイド氏のアディソン・レーシングによる2つのディスパーザルが話題を呼んだ今年のディセンバーセール。4日間に渡り開催された繁殖セッションでは、愛オークス(愛G1)やヨークシャーオークス(英G1)勝馬で、99年の欧州チャンピオン3歳牝馬のラムルマ Ramruma(牝7、父Diesis、Machiavellianを受胎中)が210万ギニー(約3億7200万円)の最高価格で落札された。購買者はクールモアのジョン・マグナー氏。
さらに、ラムルマに続いて130万ギニー(約2億3000万円)で落札されたのは、Rainbow Questを受胎しているミッドナイトライン Midnight Line(牝8、父Kris S.)。また、アディソン・レーシングからディスパーザルされた96年の英オークス(英G1)馬レディーカーラ Lady Carla(牝10、父Caerleon)は105万ギニー(約1億8600万円)でT.ハイド氏によって落札された。