連覇を狙う{horse=2005102548:オウケンブルースリ}は栗東坂路でエノク(6歳オープン)と併せ馬。ド派手な流星がリズミカルに揺れ、残り1Fを過ぎたところで右からステッキが乱れ飛ぶとエンジンに点火。攻めの姿勢で1馬身先着を果たした。
時計は4F51.8-38.1-12.7秒。手綱を取った東田助手は「いいころはもう少し沈むような感じになるが、落ち着きがあり、息遣いも悪くなかった。いい併せ馬ができたし、先週に比べても今週の方が上向いている。出走態勢は整ったね」と始動戦に向け手応えをつかむ。
音無師は昨年との2つの違いを挙げた。「まずは入厩しての期間は同じだが、牧場での乗り込みの開始が遅れたこと。もうひとつはカンパニーという相手がいて、ハードに追い切っていたこと。現状では八分くらい。太めというより余裕残し」と控えめだが、そこはリーディング首位を走る厩舎。乗り出しが遅れた分はトレッドミル(ランニングマシン)で負荷をかけ、層の厚い管理馬から攻め駆けする相手を選んで調教を積んできた。2戦無敗と得意の淀でぶざまな姿は見せられない。
提供:デイリースポーツ