21日、阪神競馬場で行われた阪神牝馬S(G2・芝1600m)は、1.4倍と断然の1番人気に支持された武豊騎手騎乗のファインモーション(牝4、栗東・伊藤雄二厩舎)が、外から襲いかかるハッピーパスとの追い比べをクビ差制して優勝。勝ちタイム1分33秒4。3着には2番人気のピースオブワールドが入った。

　勝ったファインモーションは父デインヒル、母Cocotteで、半兄にピルサドスキー(ジャパンC)がいる血統。昨年は無敗で秋華賞(G1)、エリザベス女王杯(G1)を制し、最優秀3歳牝馬に選ばれる活躍を見せたが、今年は3戦してマイルCS(G1)2着、クイーンS(G3)2着と勝ち切れないでいた。今回はエリザベス女王杯以来約1年1ヶ月ぶりの勝利。通算成績11戦7勝(重賞4勝)。