トウカイメロディが大仕事を成し遂げそうな予感が高まってきた。1週前に美浦Pと坂路をともに併せ馬で追い切って十分に負荷をかけ、直前はPを単走締め。吉田隼が軽く仕掛けると真一文字に伸びて、6F81.7-38.0-11.8秒をマークした。
鞍上は「感触以上に時計が速い。それだけ状態がいいんだなと思います」と感心した。ダービーの上位2頭に「すごい武器(切れ味)を持っている」と敬意を表した主戦だが、気後れはしていない。「スタミナでは負けていない。そういう競馬をしたいですね」。全9戦のうち8戦で手綱を握り築き上げてきた信頼関係も武器に、逆転Vを奏でるつもりだ。
状態面は文句なしだ。
サンディエゴシチーは栗東CWで、6F84.1-38.7-11.5秒を馬なりでマーク。「体調、体の使い方は春と比べものにならない」と作田師は出来に絶対の自信を持つ。「カギは折り合いでしょう。抑えるよりも追っ放して行かせようかと思っています。先頭に立つとモノ見するから、それが逆にいいかも」とは浜中。積極策で金星を狙う。
提供:デイリースポーツ