トリビュートソング、相性抜群の勝浦と重賞Vへ/アルゼンチン共和国杯

2010年11月05日 12:04

 重賞初Vへ、トリビュートソングが躍動感のある動きを見せた。美浦坂路2本目に単走で4F52.1-37.4-11.5秒をマーク。鞍上に気合をつけられると、力強い脚さばきでウッドチップを蹴散らして行く。今週の坂路はラスト1Fの時計が全体的に速く、11.5秒の数字はうのみにはできない。しかし、出来がいいのは間違いない。

「中2週でも十分なケイコを積めた。感じは良かったね」と尾形師はうなずく。前走のアイルランドT(5着)も5か月ぶりとしては悪くない仕上がりだった。しかし「当時はもうひと追いほしいかな、という部分も。今回の方がいいでしょう」と上積みを見込んだ。

 オープン昇級後は4戦して掲示板を外したのは、落鉄して脚をぶつける不利もあった前々走の新潟大賞典(8着)だけ。重賞初挑戦となった4走前の日経賞は、最後方追走から大外を回り0.3秒差の5着に奮闘するなど、展開ひとつでタイトルに手が届いていい一頭だ。

「前走もスローペースのなか、いい脚で伸びていたからね」。グラスワンダー産駒で祖母に名牝ダイナアクトレスを持つ血統背景は、一昨年にここで重賞初制覇を飾り、ジャパンCも制したスクリーンヒーローと同じ。自身も同様に、鋭角な上昇曲線を描きたい。

「距離の延長は問題ない。この馬のことをよく分かっているジョッキーが、上手に乗ってくれれば」。トレーナーは末脚発揮へ、全4勝のうち3勝を挙げている勝浦の手綱さばきを信頼して送り出す。

提供:デイリースポーツ

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