11日、中山、京都競馬場で新馬戦4鞍が行われた。
中山4R(ダート1800m)は、安藤勝己騎手騎乗の2番人気タイキシルバー(牡3、美浦・清水美波厩舎)がハナを切り、直線手前で1番人気のサクラスペリオールに並びかけられるも、そこから突き放して2着バージョンワンに3馬身差をつける快勝。勝ちタイムは2分01秒4(良)。父ブラックタイアフェアー、母タイキハニーという血統。
京都4R(ダート1400m)は、藤田伸二騎手騎乗の1番人気ラブイズミラクル(牝3、栗東・石坂正厩舎)が2番手から直線抜け出し、内から襲いかかるルールステージとの叩き合いを制してクビ差勝ち。勝ち時計は1分27秒8(良)。父フジキセキ、母デュークプリンセスという血統で、兄に根岸S(G3)3着などダートのオープンで活躍したデュークウェインがいる。ローズバドの半妹クラシックローズは直線見せ場を作ったが3着に終わった。
中山5R(ダート1200m)は、小野次郎騎手騎乗の4番人気シルクミッドナイト(牡3、美浦・伊藤伸一厩舎)が3番手から直線鋭く伸び、2着ケイアイコンドルに4馬身差をつける快勝。勝ちタイムは1分14秒2(良)。父アジュディケーティング、母シルキーリノという血統で、姉に6勝したエーピーハルコッチがいる。1番人気のアングラーは逃げて4着。
京都6R(ダート1800m)は、中団からレースを進めた柴原央明騎手騎乗の5番人気ラッキーブレイク(牡3、栗東・音無秀孝厩舎)が、外から目立つ脚を見せ差し切り。勝ちタイムは1分57秒6(良)。2馬身差の2着に1番人気のザクールが入った。父ジェリ、母シアトルロケットという血統。新種牡馬ジェリ(父Theatrical)の産駒として、JRAでは初勝利となった。