デザーモとのコンビで、北米最高峰の舞台・ブ
リーダーズCフィリー&メアターフ(5日・米
チャーチルダウンズ)に挑戦した
レッドディザイア(牝4歳、栗東・松永幹)は、直線伸びを欠いて4着。直線で外から追撃したが、海外GI初制覇はならなかった。内を突いたプラード騎乗の伏兵
シェアードアカウント(牝4歳)が優勝。連覇を狙った
ミッデイ(牝4歳)は2着に終わった。3着は後方から伸びたキアターナ。
好発を決めて、圧倒的人気を集めた
ミッデイを内に見ながら、5、6番手を追走。緩やかな流れにも、人馬の調和が崩れることはない。ただ、終始スムーズだったとはいえ、コーナーのきつい設定で外を回る格好。横一線となった追い比べでは先に動いた
ミッデイ、内を突いた
シェアードアカウントを捕らえられず、最後は後方から運んだキアターナにも差された。
ペリエ騎乗のプリュマニアがつくったペースにも泣かされた。「
ミッデイの外側につけて、気分良く走らせることができました。ただ、スローペースが災いしたのか、最後にほかの馬にかわされてしまったのは残念」と米の名手は肩を落とす。
勝ったのは、前哨戦のフラワーボウル招待Sで負かした馬。悔しさは残る。松永幹師は「やはり世界の壁は厚かったという感じです。結果は残念ですし、満足していませんが、馬は頑張ってくれたと思います」と振り返った。ドバイ・ワールドC(11着)に続き、ケンタッキーでも届かなかった世界の頂点。戦いはまだまだ続いていく。
提供:デイリースポーツ