10日、門別競馬場で行われた北海道行政書士会日高支部特別(ダート1800m)で、1番人気のケイエスアイアイ(牝3、北海道・堂山芳則厩舎)が優勝。騎乗していた五十嵐冬樹騎手(35、北海道・桑原義光厩舎)は、この勝利で通算1500勝を達成した。ホッカイドウ競馬からデビューした現役騎手としては唯一の1500勝達成となる(他場デビューの騎手を含めると3人目)。
五十嵐冬樹(いがらし ふゆき)騎手は75年9月30日生まれ、北海道深川市出身。93年10月にデビューし、06年に通算1000勝を達成。01年から9年連続で北海道リーディングに輝いている他、07年にはホッカイドウ競馬の年間最多勝記録を31年ぶりに更新した。
96年黄菊賞(旭川)で重賞初制覇。以後、01年全日本2歳優駿(交流GII)、05年兵庫ジュニアグランプリ(交流GIII)などを制している。また、コスモバルクとのコンビで03年ラジオたんぱ杯2歳S(GIII)を制しJRA重賞初制覇を果たすと、翌04年も弥生賞(GII)、セントライト記念(GII)に勝利。06年にはシンガポール航空国際C(星G1)も制し、同馬を地方競馬史上初の海外G1制覇に導いた。10日9R終了時点での通算成績は9448戦1500勝(うちJRA887戦53勝、重賞42勝、海外での成績は含まず)。
【五十嵐冬樹騎手 コメント】
「桑原調教師を始め、関係者の皆様のお陰で1,500勝を達成出来ました。これからも、ひとつひとつ勝ち星を重ねて、この記録をステップとして次の記録を目指していきたい」
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。