27日、JRA新規調教師免許の2次試験(口頭)が、東京競馬場で行われた。第1次試験を合格した19名の中で唯一の女性である宇野千里さん(36)が合格した場合、JRA史上初の女性調教師誕生となる。宇野さんの調教師試験挑戦は今回で7度目、うち2次試験まで進んだのは2度目。合格発表は2月12日の予定。

　宇野さんはJRA競馬学校厩務員課程を経て、二本柳俊夫厩舎の調教厩務員になり、その後、藤原辰雄厩舎で調教助手、野平祐二厩舎で調教厩務員を務め、99年6月から現在まで坂本勝美厩舎で調教助手を務めている(厩舎はいずれも美浦)。

　なお、海外では、02年の米年度代表馬アゼリ Azeriを管理していたローラ・ド・サルー Laura De Seroux調教師を始め、多くの女性調教師が活躍している。