5日、阪神競馬場で行われた第11回ジャパンCダート(3歳上、GI・ダート1800m)は、藤田伸二騎手騎乗の1番人気トランセンドがスタートから先頭に立ち終始レースを先導。3、4コーナーから後続馬に迫られる厳しい展開ながら、直線半ばで他馬を振り切ると最後まで懸命に逃げ粘り、外から鋭く追い込んだ8番人気グロリアスノアをクビ差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分48秒9(稍重)。さらに1.1/4馬身差の3着には11番人気アドマイヤスバルが入った。
勝ったトランセンドはGI初勝利、前走11月のみやこS(GIII)に続く重賞3勝目。鞍上の藤田伸二騎手、管理する安田隆行調教師ともにジャパンCダート初勝利。藤田騎手は今年のJRA重賞5勝目でJRA・GI通算13勝目。安田調教師は今年のJRA重賞3勝目でJRA・GI初勝利。

【勝ち馬プロフィール】
◆トランセンド(牡4)
父:ワイルドラッシュ
母:シネマスコープ
母父:トニービン
厩舎:栗東・安田隆行
通算成績:14戦7勝(うち地方1戦0勝、重賞3勝)
主な勝ち鞍:10年みやこS(GIII)、09年レパードS(重賞)など