不完全燃焼の競馬が続いているが、バルジュー騎手が「折り合い」に専念した成果が、そろそろ出てくるはず。東京のマイルダートでこの条件を圧勝した馬だが、やはり行きたがる気性だけに、ベストは今回の1400mあたり。うまく内枠を引いて、前に壁を作る形で競馬ができれば、能力全開のシーンもありそうだ。
稽古は1週前にハードに。そして直前は、イレ込みをなくす目的で控えめにするのだが、動きは相変わらず絶好。ラストセーブしながらも、79.7-66.4-54.4-42.0秒(道中13.3-12.0-12.2秒のハイラップ)。やはりそのスピード感は、ひとクラス上の迫力がある。今回、乗り手が変わるが、4コーナーを回るまで辛抱できればしめたもの。タメさえ利けば、一気に突き抜けるはずだ。