日本軽種馬協会など6団体は、存廃が取りただされている岩手県競馬を主催する県競馬組合の構成団体を訪れて存続に向けての陳情を行なった。
訪れたのは前川敏秋HBA日高軽種馬農協組合長、今原照之JBBA日本軽種馬協会副会長ら4人。前川氏らは「岩手競馬は地方競馬のリーダー格。万が一ということになると日本の競馬が崩壊しかねない」とし、「競馬を地方自治体の財源としてだけではなく、歴史や文化、雇用なども含めた視点から協議したうえで継続してほしい」と訴えた。これに対し、同競馬組合の佐々木正勝農林水産部長は「結論の先延ばしはしない。将来を見据えた上で、最良の方向付けをしていきたい」との答えにとどめた。