まだかまだかと、じらされ続けたファンもひと安心だろう。デビュー戦の先延ばしが続き、先週も除外となった{horse=2008103273:トーセンレーヴ}(牡)が、土曜京都6R(芝1800m)で晴れて初陣を迎える。
父は7冠馬ディープインパクト。母は95年阪神3歳牝馬S(阪神JFの前身)を制したビワハイジで、異父姉が現役最強牝馬ブエナビスタという超良血馬。08年のセレクトセールで、2億3100万円をつけたことでも話題になった。ツメの不安などで時間を要す形になったが、池江寿師は「今は体に何の不安もない。自信を持って送り出せる」と仕上がりに胸を張る。
実際、動きも申し分がなかった。水曜にはリスポリを背に、栗東坂路で併せ馬。ルナーレガシー(4歳500万下)を相手に抜群の反応を見せて、0.7秒先着した。「仕掛けてから沈み込むフォームが戻ってきた。ツメが悪かったときは頭ひとつ分以上高かったからね」と指揮官も納得の表情だ。ディープ産駒の“真打ち”が見せる、鮮やかな快勝劇に期待したい。
提供:デイリースポーツ