もどかしいレースが続く
サンカルロが、美浦坂路で状態の良さをアピールした。1秒以上追走した僚馬
ファーストグロース(4歳1000万下)に持ったままの手応えで並び掛けてゴール。時計は4F54.9-11.5秒だった。水曜朝の段階では、賞金的に
ボーダーライン上の1頭だったが「出られるかどうか分からないけど、出るつもりで仕上げている」と大久保洋師は説明。「先(高松宮記念)があるから目一杯というわけにはいかないけど、ここで賞金を加えておかないとGI出走も厳しくなるから」。微妙なサジ加減での仕上げだが、久々の勝ち星へ態勢は整った。
上昇気配だ。
スプリングソングは栗東坂路で4F52.4-38.2-12.1秒をマーク。「いつもと一緒ぐらいの時計だね。脚元も問題なかった」と鶴留師は及第点を与えた。前走の
シルクロードSは、2番人気に推されたものの7着。「開幕の馬場はプラスだね。このあとは高松宮記念に出したいし、ここで楽しみな競馬をしてくれれば」と反撃に意欲をのぞかせた。
提供:デイリースポーツ