阪神6R(ダート1800m)は、安藤勝己騎手騎乗の1番人気チアズアビリティー(牡3、栗東・領家政蔵厩舎)が、3コーナーからまくり気味に進出すると直線逃げ粘るマルノユビキタスをゴール寸前でクビ差差し切り優勝した。勝ちタイム1分57秒2(良)。父エルコンドルパサー、母ペンカーレッグ(その父Caerleon)という血統。離れた3着には2番人気タイガーブリーズが入った。
中山7R(芝1800m)は、菊沢隆徳騎手騎乗の5番人気オードトワレ(牝3、美浦・萱野浩二厩舎)が、道中は先団でじっくり乗り、直線内を鋭く伸び2着をアタマ差抑え優勝。勝ちタイムは1分52秒9(稍重)。父コマンダーインチーフ、母マキーナ(その父Machiavellian)という血統。2着は直線外から追い込んだ9番人気ディアエイジ、3着には8番人気ヴェルダージが入り、3連複は158,670円の高配当となった。1番人気ベルモントコロナは6着。なお、重賞4勝のメジロモントレーを母に持つメジロフランシスは逃げたが12着に終わった。
また、阪神4R(ダート1400m)の3歳未勝利戦では、今回がデビュー戦となった岩田康誠騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝140円)カーティスクリーク(牡3、美浦・藤沢和雄厩舎)が、経験馬相手に道中後方から直線一気の差し切り勝ちで、2着マイネルプレンティに3.1/2馬身差をつけた。勝ちタイムは1分27秒0(良)。父サザンヘイロー、母Rills(その父Clever Trick)という血統の外国産馬で、近親には02年ベンジャミンS(3歳OP)を制したサードニックス(父Candy Stripes)がいる。なお、これで同馬を管理する藤沢和雄厩舎は、これまで新馬戦8戦8勝を含め、現3歳のデビュー戦は9戦9勝。