ローズキングダムは、栗東坂路で
ドレスアフェアー(4歳1000万下)と併せ馬。テンから勢い良く駆け上がったが、後半はいつもの豪快なフットワークが鳴りを潜めた。4F52.4-39.1-13.6秒に、橋口師も「こんなの初めて。体がちょっと重いんじゃないか。時計も遅いな」といつになく辛口だ。
あっさり3馬身先着したのはさすがだが、ラストの走りに物足りなさを感じている。「助手が乗ったとはいえ、不満が残る。数字が示している通り。13.6秒なんて見たことがない。頭に描いていたのと違う」。期待が大きいからこそ、
ジャッジも厳しくなる。「先週も今週もまっすぐ走っている」と右にもたれる癖が出なかったのがせめてもの救いといった様子だ。
ただ、馬体の充実度には手応えを感じている。「体ができてきて、細化がなくなった。太め感を気にするようになったくらいだから大したもの」と認めた。初めて59キロを背負うが、皐月賞で438キロだった馬体重が前走時には468キロ。成長力が克服を後押しする。
同世代の活躍も目覚ましい。対戦成績で3勝1敗と圧倒する
ヴィクトワールピサは、ドバイで快挙を達成した。目標の天皇賞・春へ向けても結果を求めたい。「ここで恥ずかしい競馬をしないことが第一。昨年の
ジャパンCの件もあるし、今年はこの馬の実力を示したい」と力を込めた師。良化途上でも、GI2勝馬として負けられない。
提供:デイリースポーツ