産駒がここまでG1を計3勝、重賞は計10勝を挙げている名牝・
ダンシングキイ(牝21)が、3月30日に北海道・千歳の社台
ファームで死亡した。
ダンシングキイは83年米国生まれ。父Nijinsky、母Key Partner(その父Key to the Mint)という血統で、米国で未出走のまま90年に日本に輸入。91年に日本で産んだ2番目の仔が94年ステイヤーズS(G3)など重賞3勝を挙げたエアダブリン(父トニービン)。91年からは毎年サンデーサイレンスが種付され、92年に産んだ
ダンスパートナーが95年オークス(G1)、96年エリザベス女王杯(G1)を、翌93年に産んだダンスインザダークが96年菊花賞(G1)を制した。その後の産駒は重賞勝ちに恵まれなかったが、01年に産んだ
ダンスインザムード(牝3、美浦・藤沢和雄厩舎)が今年のフラワーC(G3)を制し、産駒の重賞勝ちが計10勝となっていた。
また、02年に産んだダンスインザダークの全弟(
ダンシングキイの2002)は、2002年のセレクトセールにおいて3億3500万円で落札されている。なお、先月26日に父アグネスタキオンの牝馬を出産しており、同馬が最後の産駒となる。