現地時間25日、香港・シャティン競馬場で行われたアジアマイルチャレンジ第3戦・チャンピオンズマイル(3歳上、香G1・芝1600m)は、D.ビードマン騎手騎乗の2番人気エクステンション Xtension(牡4、香・J.ムーア厩舎)が、中団待機からの差し切りを決めて勝利。1/2馬身差の2着に1番人気のラッキーナイン Lucky Nine、さらに短頭差の3着に南アフリカのムシール Musirが入った。昨年の香港マイル勝ち馬ビューティーフラッシュ Beauty Flashは4着、ドバイデューティフリー(首G1)の勝ち馬プレスヴィス Presvisは6着に終わった。

　エクステンションは英国から香港へ移籍後5戦目での初勝利が国際G1となった。移籍前には英2000ギニー(英G1)で4着、ジャンプラ賞(仏G1)の3着など、ヨーロッパのマイル路線で一線級の活躍を見せていた。この後はロイヤルアスコット開催のクイーンアンS(英G1)を当面の視野に入れつつ、秋のコックスプレート(豪G1)と香港国際競走を最大の目標にしつつ状態を見てレースを選んでいくとのこと。

　2着のラッキーナイン、4着のビューティフラッシュ、10着のサムズアップ Thumbs Upが安田記念(GI)遠征に前向きなコメントを残しているほか、3着のムシール、6着のプレスヴィスはそれぞれシンガポール航空国際C(星G1)への転戦を計画しているとのこと。