地元香港の新星・アンビシャスドラゴンが人気に応える(撮影:土屋 真光)
現地時間1日、香・シャティン競馬場で行われたクイーンエリザベス2世C(3歳上、香G1・芝2000m、14頭立て)は、D.ホワイト騎手騎乗の1番人気アンビシャスドラゴン Ambitious Dragonが、中団待機から直線で力強く伸び、3番人気カリフォルニアメモリー California Memoryに3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分02秒23(良)。3着はマイティーハイ Mighty Highが入った。
同レースには日本のヴィクトワールピサが出走を予定していたが、4月21日に右後肢に軽度のハ行を発症し回避していた。
アンビシャスドラゴンの勝利は同レースとしては初の香港生え抜き(他国からの移籍ではなく、香港所属でキャリアをスタート)によるもの。ここまで香港クラシックカップ、香港ダービーとローカルの4歳限定G1を連勝してここに臨んでおり、初の古馬との重賞出走で国際G1勝利となった。また、同馬は今シーズン7勝目の勝利となり、これは香港競馬における1シーズン最多勝記録となった。今後についてのプランは未定で、今シーズンは休養に入るのが濃厚とのこと。
【勝ち馬プロフィール】
◆アンビシャスドラゴン(セン4)
父:Pins
母:Golden Gamble
母父:Oregon
厩舎:香・T.ミラード
主な勝ち鞍:11年香港ダービー(香LG1)