JRAは10日、既に開催中止が決定している第2回福島競馬(6月18日〜7月10日)の代替開催を中山競馬場で行うと発表した。夏競馬が中山で開催されるのは、新潟競馬場が改装工事を行った00年以来で、第3回中山競馬として実施する。
「中山は第2回が4日目(3月6日)で中止となり、今年は1開催半しか実施していない。東京とのバランスを考えて決めました。また、例年冬場に開催しているため、空調設備もしっかりしています。暑い時季ですから」とJRAの小畠薫理事は経緯を説明。照明やエスカレーターの一部停止以外にも、クリスタル棟を閉鎖して節電対策に努めながら開催を行う。
番組は今週末にも発表される見込みだが、従来の福島開催から大きく逸脱しない形で検討されており、高額条件競走や新馬戦の時期、条件に大幅な変更はない模様だ。
4月に組まれていた中山グランドジャンプ・JGIは「中山で開催すべき。視野に入っている」と話しており、夏場に実施する可能性もある。なお、秋の福島競馬に関しては現時点で未定。「競馬場の鉄柱などは平気だが、システム上のダメージが大きい。見通しは立っていません」とした。
提供:デイリースポーツ