英国・ダルハムホールスタッドで繋養されている種牡馬マキャベリアン Machiavellian(牡17、父Mr. Prospector)が、右前脚に蹄葉炎を再発していることが判明、種牡馬生活から離れることになった。復帰の時期は未定。
同馬は現役時代、2歳時のデビューから4連勝でモルニ賞(仏G1・芝1200m)、サラマンドル賞(仏G1・芝1400m)に勝ち、89年仏2歳チャンピオンに選ばれたが、90年英2000ギニー(英G1・芝8f)では1番人気ながらチロル Tirol(父Thatching)の2着に敗れ、続く愛2000ギニー(愛G1・芝8f)でもチロルの4着。同年8月のモーリスドギース賞で1番人気で5着に敗れたのを最後に、7戦4勝で種牡馬入りした。
種牡馬としては大活躍で、主な産駒には99年ドバイワールドC(首G1・ダート2000m)などを制したアルムタワケル Almutawakel、02年に同レースなどを制したストリートクライ Street Cry、02年英チャンピオンS(英G1・芝10f)などを制したストーミングホーム Storming Homeなどを輩出している。日本での産駒には、95年クリスタルC(G3・芝1200m)を制したコクトジュリアンらがいる。今月15日から2日間開催されたタタソールズ・2歳ブリーズアップセールの初日でも、産駒がこの日3番目の価格・190,000ギニー(約3750万円)で落札されていた。