連勝で重賞初Vを狙うミッキーペトラは朝一番の函館Wへ。テンから加速して滑らかなコーナーワークで直線に向くと、鞍上の合図に鋭く反応。ウッドチップを蹴り上げて豪快に伸びた。5F66秒2-38秒9-13秒2。中1週も意欲的に追い切られた。
早川助手は「もともと動く馬だけど、いい動きでしたね。前走から好調をキープしています」と状態面に太鼓判を押した。7カ月ぶりで挑んだ青函Sを57.5キロで逃げ切っているだけに、55キロの今回はさらなる前進が望める。
課題はスタートだけ。「ゲート内でチャカチャカするところがある。2走前もそう。すんなりと出てくれればいいんですけど。できたら逃げた方がいいと思うんで」と同助手。鞍上はコンビを組んで3戦2勝と好相性の武豊。天才が不安を一掃して、パートナーをエスコートする。
出否を保留していたトウショウウェイヴが美浦坂路で追い切られ、金曜輸送での強行参戦を決めた。4F55秒5-37秒6-12秒0を馬なりのままマークすると、「中1週で輸送もあるので軽めにしたが、動きからは状態に心配はなさそうだ」とうなずいた大久保洋師。「もう少し好位で競馬をしてほしい。気合を乗せた状態でレースに向かわせるという狙いもあるんだ」と、直前輸送で参戦する理由を明かした。
提供:デイリースポーツ