カレンチャン、重賞V3でGIに殴り込み/キーンランドC

2011年08月25日 11:56

函館芝で上昇ぶりを誇示したカレンチャン(手前)

 仕上げ途上での出走となった函館スプリントSを地力の高さで制したカレンチャンが、調子をグングンと上げてきている。最終追い切りは不良馬場と化した函館の芝。先行したウインルナ(5歳1000万下)を追いかける形でスタートした。直線では進路を外へ。ほぼ馬なりのまま一気に加速すると、ゴール地点では逆にあっさりと3馬身の先着を決めていた。

 タイムは5F63秒7-37秒0-12秒0。「反応が良過ぎたので抜け出し過ぎちゃって、最後はフワッとしてしまいましたよ。前向きさが出てきて気分良く走れていた。本当にいい感じ」と安田翔助手は改めて状態の良さを強調する。

 阪神牝馬Sで重賞初Vを決めたあとの前走は放牧明け。さらに函館での滞在競馬で馬体を絞るのに苦労をした。「馬の気持ちも乗っていなかったし、使ったあとの反動が心配になるぐらいの状態だった」と振り返るが、それは杞憂(きゆう)に終わった。底力で快勝後は反動どころか、気配が一変。「いいガス抜きになって、気持ちの面だけでなく、体の使い方も変わった」と全ての面で上昇曲線を描いている。

 当然、重賞3連勝への期待が高まる。勝てばサマースプリントシリーズでトップに。北九州記念を制したトウカイミステリー、大将格のダッシャーゴーゴーの僚馬2頭が出走する最終戦のセントウルSの結果を待つことにはなるが、王者の座に近づくのは間違いない。

 早くもスプリントの頂上決戦を見据える。「弾みをつけられるレースになってくれれば。その結果、チャンピオンなれればいい」。4連勝の勢いに乗って、初めてのGIに殴り込むのが狙いだ。

提供:デイリースポーツ

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