8日の札幌1Rでマイネルテンクウが4コーナーで急に外側へ斜行。騎乗していた松岡正海騎手(27)=美浦・相沢=が、振り落とされる格好で落馬するアクシデントがあった。「急に馬がバカついて外に行った」と無念の表情の松岡。診断では左(足)腓骨骨折。11RキーンランドCで騎乗予定だったオリオンスターズが松田に乗り代わるなど、その後の8鞍全てで乗り代わりとなった。全治は未定だが、しばらくの戦線離脱は免れない状況となった。
子役からジョッキーへ転身した菅原(すがはら)隆一騎手(19)=美浦・保田=が、28日の札幌2Rを3番人気メジロマリシテンで制し、うれしいJRA初勝利を挙げた。菅原は「最後は無我夢中でした。これからもひとつでも多く1着を獲りたい」と話し、ウイナーズサークルに集まったファンに深々と頭を下げた。
同騎手は映画「釣りバカ日誌」シリーズで、浜崎家の一人息子・鯉太郎役を演じるなど、幼少時に子役として活躍。映画「らせん」に親子役で共演した佐藤浩市とは親交が続いており、「毎年、年賀状がきますし、デビュー後も気にしてくださっているようです。早く報告したい」と笑顔を見せた後、「もっと活躍して、同年代の人たちにも(自分の存在を)知ってもらいたい」と表情を引き締めていた。
新潟記念の誘導馬に、新潟馬主協会会長で、“シャドウ”の冠名で知られる飯塚知一氏(現在はシャドウゲイト、ダークシャドウなどを所有)が騎乗した。パドックから地下馬道〜本馬場まで、新潟記念に出走する11頭を引き連れ堂々と登場した。「非常に楽しかった。きょうはユタカ(武豊)も勝ったし、万々歳だね」と笑顔を見せていた。
提供:デイリースポーツ