マルセリーナ順調、松田博師も及第点/ローズS

2011年09月13日 12:00

2冠奪取へ好発進を決めたい桜花賞馬マルセリーナ

 桜花賞馬マルセリーナが、満を持して秋の始動戦を迎える。前走のオークスは4着に終わったが、降りしきる雨に切れ味をそがれながらも0秒4差。十分に見せ場はつくった。その後は放牧に出され、心身ともにリフレッシュ。札幌競馬場を経由して栗東に帰厩した。

 1週前追い切りは栗東CWでの3頭併せ。シャイニンオーラ(3歳未勝利)に0秒2遅れ、ダイシンマジック(4歳500万下)に0秒1先着した。タイムは6F85秒1-40秒0-12秒7とさほど目立たないが、もともと飛び抜けて見栄えのいい動きをするタイプでもないだけに、心配は無用だろう。「こっち(栗東)に来てからの初時計。1週前としてはこんなもんだろう。順調だよ」と松田博師は及第点を与えている。いざ、ラスト1冠奪取へ。ここを勝って大きく弾みをつけたい。

 万全の態勢で復帰戦に臨むホエールキャプチャ。桜花賞2着、オークス3着と春はもう一歩のところで涙をのんだ。中間は入念に乗り込まれ、1週前追い切りでは、美浦坂路で4F49秒9-12秒0(馬なり)をマーク。さばきに重々しさはなく、力を出せる状態だ。

 蛯名厩務員は「2週続けて、美浦坂路で4F49秒台の好時計をマーク。普通の馬ではなかなか出せないし、それだけの時計を出してもケロッとしているからね。大したもんだよ」と感心する。「春のGIは力負けだとは思っていないし、秋初戦でいい結果を出してほしい」。早くも訪れた桜花賞、オークス馬との再戦。それを制した先に悲願のGI制覇が見えてくる。

提供:デイリースポーツ

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