3歳春から陣営が“長距離向き”と言い続けていた
ショウナンパルフェ。言葉通り、青葉賞2着→ダービー6着と2400mのレースで好走した。「長いところがいいのは間違いない。延びれば延びるほどいいんじゃないか。だからこそ、菊花賞には出走させたいよね」と三浦助手の口調は熱気を帯びている。
調整はすこぶる順調だ。1週前追い切りは、美浦Pで5F62秒9-36秒5-11秒8の猛時計をたたき出し、僚馬2頭を置き去りにした。「うまく夏を越してくれた。反応がすごく良かった」と同助手は満面の笑み。「古馬みたいに幅がある」と絶賛する馬体には、肉体的な成長も感じさせる。きっちりと権利を獲得し、3冠最終戦に堂々と駒を進めたい。
皐月賞7着、ダービー11着と春は結果を残せなかった
トーセンラーだが、きさらぎ賞ではのちの2冠
オルフェーヴルやダービー2着馬
ウインバリアシオンを撃破。素質は世代トップクラスだ。
1週前追い切りでは、栗東CWで6F83秒4-11秒5(一杯)をマーク。パワフルな動きで併走馬を圧倒。春先の線の細さは随分と解消され、成長力を感じる。藤原英師は「(1週前は)いい動きだった。春に比べて体がしっかりしてきたことで、(調教でも)きっちり攻められるようになった。以前は体つきも緩くて、弱い部分があったから。何とかこのレースで一発、結果を出したいね」。父ディープ譲りの末脚を発揮し、秋の好スタートを切る。
提供:デイリースポーツ