快勝に小牧は笑顔で「走りますわ〜」/デイリー杯2歳S

2011年10月16日 11:57

内めから馬群を割って突き抜けるクラレント

「第46回デイリー杯2歳S・GII」(芝1600m)は15日、京都11Rに12頭で争われ、中団の内めを追走した4番人気のクラレントが直線で馬群を縫うように伸びて抜け出し、重賞初勝利を挙げた。勝ちタイムは1分34秒9。半馬身差の2着は1番人気のダローネガ、さらに2馬身差の3着には3番人気のゲンテンが入った。なお、2番人気のマコトリヴァーサルは5着に敗れた。

「走りますわ〜。正直、初戦を勝っただけで(重賞では)大丈夫かなと思っていたんですが」と小牧の笑顔がはじける。「この勝利で、どんな競馬でもできることが分かった。大収穫です」と主戦は心地の良い汗をぬぐった。

 橋口師は京都大賞典(ローズキングダム)に続き2週連続の重賞Vで、デイリー杯2歳Sは通算4勝目。一昨年の覇者・異父兄リディルとの兄弟制覇も達成し、喜びもひとしおだ。「追って確かだね。兄とフォームは似ているが、こっちの方が精神的に大人だろう」。GIホースへの登竜門と言える舞台を制し、満足げな表情を浮かべた。

 デビュー戦は直線の外を豪快に伸びてV。この余力たっぷりの勝ち方から、師は「来春(クラシック)を意識させる馬」と直感した。すぐさま放牧で成長を促し、このレースへの参戦を選択。視線の先にはもちろん、GIのステージがある。

「にらんだ通りに勝てたのがいいね。今後は予定通りに、東スポ杯2歳S(11月19日・東京)から朝日杯FS(12月18日・中山)へ。そのために前走後は充電したんだから」。期待に応えた素質馬が、さらなる勲章を目指して東上する。

提供:デイリースポーツ

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