ローズキングダム、追切奮闘も橋口師は納得/天皇賞・秋

2011年10月27日 11:58

 ハロー(馬場清掃)直前で荒れた栗東坂路で、ローズキングダムが“奮闘”した。右手前に変えると右へもたれる癖を見せ、体勢を立て直すと逆側の外ラチ沿いへと馬体が流れるシーンがあり、印象度は百点満点ではない。それでも脚さばき自体は力強く、アーセナルゴール(3歳1000万下)に楽々と先着した。

 刻んだタイムは、4F51秒9-38秒3-13秒3。「テンの入り(前半2Fのラップが13秒6-12秒4)が予定よりも少し速かったけど、あの馬場状態でこの時計なら上々。右へもたれたのも想定の範囲内」と橋口師は納得の表情を浮かべる。

 昨年のジャパンC制覇は、ブエナビスタの降着による繰り上がり。すっきりと古馬GIを勝ちたい-陣営の思いはこの一点だ。「カイバをよく食べてくれて、体力がついてきた。能力を十分に引き出せる舞台。チャンスだと思う」。92年レッツゴーターキン以来、19年ぶりに秋の盾を射抜くつもりだ。

 鞍上も納得の攻めだった。ダノンヨーヨーは栗東坂路でミッキードリームと併せ馬。追いかけた分、手応えでは見劣ったが、4F53秒6-38秒5-12秒4のタイムで併入に持ち込んだ。またがった後藤は「しっかりしてたし、陰りも感じない。乗った感触は?どこかで重賞が獲れる馬?と思った。引けは取らない」と笑顔。テン乗りに「自分の仕事はきっちりとやりたい」と力を込めた。

提供:デイリースポーツ

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