24日、宇都宮競馬場で行われた八汐賞(3歳以上・ダート2000m、1着賞金200万円)は、野澤憲彦騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝140円)パワフルダンサー(牡6、宇都宮・平石正己厩舎)が、中団待機策から3角過ぎで徐々に進出、先に抜け出した4番人気ブリッジクリアーを1.1/2馬身捕らえ快勝した。勝ちタイムは2分11秒0(重)。3着は、最後方待機から直線追い込んだ2番人気マイネルケイローン。
勝ったパワフルダンサーは、父グルームダンサー、母フェローズドーター(その父マルゼンスキー)という血統。00年名古屋競馬でデビュー(ダート800m)を飾り、中央のフェニックス賞(OP)に出走するも11着。兼六園ジュニアCでは、後にデイリー杯3歳S(G2)を制すフジノテンビーの2着に入るなど、ダート戦線では早くから活躍。01年に大井競馬に移籍したが勝ち星に恵まれず、03年には宇都宮競馬に移籍。移籍2戦目の03年とちぎ大賞典(ダート2000m)で初重賞制覇を飾った。今回の勝利で重賞2勝目。通算成績は51戦8勝(JRA1戦0勝)。
鞍上の野澤憲彦騎手、管理する平石正己調教師ともに、同レース初勝利となった。