重賞に入っても負けないほどの輝きを放つ。上がり32秒5を繰り出し、鮮烈デビューを飾った
エネアド。1戦1勝の良血馬が、美浦Pで軽快なフットワークを繰り出した。
先輩格の
シビルウォー(6歳オープン)を4馬身追走。楽な手応えで半馬身先着し、5F69秒9-38秒4-11秒8でさっそうと駆け抜けた。「反応が良かったね。2週前に乗ったジョッキー(福永)も、“夏よりしっかりした”と言っていた。体は少し増えているが、成長分でしょう」と戸田師は動き、成長度合いに合格点を与える。
中間も派手な時計こそ出していないが、これは裏を返せば期待の表れか。「まだビッシリ仕上げていない。いかに来春へつなげるか」とトレーナーが話すように、見据えるのはクラシック戦線だ。兄
ブレイクランアウトが1番人気で2着に敗れた一戦。リベンジを果たした先には希望が限りなく広がっている。
提供:デイリースポーツ