秋華賞2着のキョウワジャンヌは、栗東坂路でメイショウルシェロ(6歳1000万下)を2馬身先導する形でスタート。前半はゆったりしたラップを刻んだが、折り合い面での不安は見られない。ペースが上がったのは2F標。騎乗する飯田の手が動くことはなかったが、シャープな伸び脚で半馬身差の先着。4F55秒4-39秒4-12秒2を記録した。
1週前にビッシリと併せ馬を消化して、直前を控えめにするのは予定通り。飯田にも満足感が漂う。「相手が掛かる馬なのでオーバーワークは避けたかった。(4Fで)55秒を切らずに、しまいは12秒の指示。ラスト2Fの反応を見たが、いい(馬体の)沈み方をしていたし、手応えも良かった」と本番を見据えた完璧なリハを終えた。勝てば史上初となる3歳牝馬のV。最強マイラー決定戦でその切れ味を存分に発揮する。
3年連続の出走となる古豪ライブコンサートが底力を見せる。先週に続いて川田が騎乗。栗東CWで僚馬を1秒追走して、半馬身の先着。直線での追い比べを力でねじ伏せた。6F79秒0-37秒7-11秒9に「時計は速くなったが、しまいまでしっかりしていた。ムラのある子だが、力を出し切ってくれれば。気分良く走らせたい」と川田は一発を狙っている。
提供:デイリースポーツ