6月5日(現地時間)、米・ベルモントパーク競馬場で行われるベルモントS(米G1・ダート12f)に出走する予定だった有力馬2頭が出走を回避することが、29日明らかになった。10頭立てから8頭立てになる予定。
回避するのは、ウッドメモリアルS(米G1・ダート9f)を制しケンタッキーダービー(米G1)では9着だったタピット Tapit(牡3、米・M.ディキンソン厩舎)と、ブルーグラスS(米G1)を制しケンタッキーダービーでは5着だったザクリフズエッジ The Cliff's Edge(牡3、米・N.ジトー厩舎)。タピットは26日の調教後、フロリダダービー後に発覚した肺の問題が解決してないということが理由。
ザクリフズエッジは、プリークネスS(米G1)でも右前脚挫傷のため出走を取り消しており、管理するN.ジトー調教師は昨年のシャンペンS(米G1)を勝ったバードストーン Birdstoneを出走させる予定で、2頭出しを避けた模様。
ベルモントSでは、前走プリークネスS(米G1)で11.1/2という歴史的大差をつけ無敗の2冠馬に輝いたスマーティージョーンズ Smarty Jones(牡3、米・J.サーヴィス厩舎)が出走を予定しており、勝てば、78年のアファームド Affirmed以来26年ぶり史上12頭目、無敗ではシアトルスルー Seattle Slew以来27年ぶりの3冠馬誕生となる。今回の2頭の回避で、3冠馬誕生の可能性が高まった。
ベルモントSの発走は日本時間6月6日(日)早朝7時38分予定。このトピックスで速報予定。