新天地のダートで頂点獲りを狙う。
ヤマニンキングリーは栗東CWで、石橋守騎乗の
メイショウグラハム(2歳500万下)と併せ馬。2馬身ほど追いかけてスタート。4コーナーで馬体を合わせたが、追い出された直線はややモタつき気味。ラスト1Fで突き放されると、ステッキの連打を浴びながらフィニッシュ。6F82秒1-37秒8-12秒8をマークし、3馬身の遅れを喫した。動きを見守った河内師は苦笑い。「若いころよりも時計はかかるけど、これだけやれたからいいと思う」。見た目には不満に映る追い切り内容だったが、全く気にしていない様子だ。「助手とジョッキーだから、目方の差もあるだろう。それに負荷をかける意味では良かった。前走はもっと動きが悪かったし、先週よりも良かったからね」。上がり1F13秒5も要した1週前追い切りに比べれば、満足できる内容だったようだ。
枠は7枠(14)番に決定した。「真ん中から内がいい」。トレーナーの希望通りにはいかなかったが、「馬力と素軽さを兼ね備えているので、それを生かせればチャンスがある。ひょっとしたら、という気持ちはあるよ」と一発を狙う。新参者というなかれ。芝で最強女王
ブエナビスタを負かしたこともある実力馬が、今度は砂上で“大物食い”を誓う。
提供:デイリースポーツ