種牡馬クレヴァートリック死亡

2004年06月08日 16:00

 現地時間5日、米・ケンタッキー州のグレンクレストファームに繁養されていたクレヴァートリック Clever Trick(牡28)が、腎臓疾患のため安楽死の処置がとられていたことがわかった。同馬はかつて同場にいたフルアウト Full Out、ブックレット Bookletなどの近くに埋葬される。

 クレヴァートリックは、父がIcecapade、母Kankakee Miss(その父Better Bee)という血統。大レース勝ちはなかったが、78年ローレルフューチュリティ(米G1)3着、通算29戦18勝という成績を残して81年から種牡馬入りし、23年間種牡馬としてグレンクレストファームで繁養されており、昨年、38頭に種付けした後種牡馬を引退している。主な産駒に97年デルマーダービー(米G2)などを制したアネット Anet(牡10)、ケンタッキージョッキークラブS(米G2)を制したTricky Creek(牡14)、日本では、JRA6勝をあげ米国・ディスタフH(米G2)に遠征し3着に入ったクロフネミステリー(牝14)、芝短距離で5勝したヒシクレバー(牡13)などを輩出している。

 後継種牡馬としてはフォーントリックPhone Trick(牡22)がおり、97年BCジュヴェナイル(米G1)などを制したFavorite Trick(牡9)、93年BCジュヴェナイルフィリーズ(米G1)を制したPhone Chatter(牝13)、ドバイゴールデンシャヒーン(首G1)を制したCaller One(セン7)、Mazel Trick(トリプルベンド招待BCH-米G3)などの活躍馬を出し、父系を伸ばしている。

 母の父としては、Yes It's True(牡8、父Is It True、フランクJ.ドフランシスメモリアルダッシュS-米G1)や、Elegant Fashion(牝6、父Danewin、香港ダービー)、Traitor(牡10、父Cryptoclearance、フューチュリティS-米G1)、トーワトレジャー(牝7、父トニービン、新潟記念-G3)などを輩出している。

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