2度目の重賞挑戦で、さらに進化した姿を見せる。ヒラボクキングは栗東坂路でダノンエクスプレス(6歳1600万下)と併せ馬を行った。落ち着いた雰囲気で駆け上がり、ラスト1Fで藤岡佑の合図に応え、4F54秒9-39秒4-12秒8。しっかりとした脚取りで2馬身の先着を決めた。「いつもの走りですね」と、2カ月半ぶりの出走にも仕上がりの良さが伝わってくる。
みやこSは収穫のある競馬だった。2連勝の勢いを駆って臨み、GI馬エスポワールシチーを前にみるポジション。連勝時と同じように先行策で積極的にレースを進めた。4角でいち早く手は動いたが、直線は手応え以上の粘り強さを発揮して5着に踏ん張った。「楽とは言えない展開でよく頑張ってくれた。先手を取ることに苦労しなくなったので、ムラっ気がなくなった」と鞍上は評価を与えた。
前走の1、2着馬をはじめ、再び強豪が顔をそろえる。「大きく変わっていないが、動きは悪くないので、どこまでやってくれるか」と大久保龍師もその内容に注目。4勝を挙げる得意の淀で大金星を狙う。
提供:デイリースポーツ