現地時間13日、仏・シャンティ競馬場で行われた仏オークス(仏G1・芝2100m)は、C.スミヨン騎手騎乗の1番人気ラティス Latice(牝3、仏・JM.ベグネ厩舎)がミリオネア Millionaiaに3/4馬身差をつけ快勝。勝ちタイムは2分07秒0(稍重)。1/2馬身差の3着には、仏1000ギニー(仏G1)2着のグレイリラス Grey Lilasが入った。伊オークス(伊G1)勝ち馬メンホバ Menhoubah(父Dixieland Band)は13着、仏1000ギニー(仏G1)を制したトレストレラ Torrestrellaは11着に、それぞれ敗れている。なお、ファインモーションの全妹バラカ Barakaは脚に腫瘍ができたため出走を取り消している。
勝ったラティスは父Inchinor、母Laramie(その父Gulch)という血統。昨年の9月に仏・フォンテンブロー競馬場(芝1600m)でデビュー勝ちし、2戦目のコンデ賞(仏G3)では後にクリテウムドサンクルー(仏G1)、リュパン賞(仏G1)を勝った牡馬のトップホース・ヴォアドヌールVoix Du Nordを破り重賞初制覇。今年は先月行われたヴァントー賞(仏G3)から復帰し、これを快勝。無傷の3連勝でここに臨み、デビューから4連勝で初のG1制覇となった。通算成績4戦4勝。