トランセンドが驚愕の時計をマーク/栗東トレセンニュース

2012年02月02日 19:00

CWで軽快な動きを見せた新馬シャイニータキオン(栗東・橋口厩舎)(撮影:井内利彰)

【DP/5F64.5秒】
 時計の掛かった先週のことがあってか、1日はDPで追い切りする馬が通常よりも多く感じられたが、馬場状態は引き続き良好、時計に出るポリトラックに変化はない。

 先週も当欄で紹介したダコール(栗東・中竹和也厩舎)は今週も5F59.6秒とレースの走破時計並みに速い時計をマーク。圧巻だったのは朝一番に追い切ったトランセンド(栗東・安田隆行厩舎)で、5F61.1秒を軽々とマーク。レースまで時間がある段階でこの時計は本当に驚くしかない。

 馬場差は1日、2日とも5F換算で先週と同じ『-0.5秒』で観測している。

【坂路/4F51.9秒】
 1日は先週に比べると時計の出る馬場にはなっているものの、4F51秒を切ったのが1頭しかいないあたり、時計が掛かることは間違いないだろう。

 ただ朝一番の開門直後だったアフォード(栗東・北出成人厩舎)が4F51.7〜1F12.2秒と全体時計が速く、ラスト1Fも鋭い伸びを見せていたあたりを見ると、時間帯によっては時計が出る場面もあったようだ。

 時間帯を考えると、4F52.6〜1F12.4秒とバランスよく速い時計を出したのがタイガースラム(栗東・高野友和厩舎)。中央在籍時に坂路4F51秒台で動いたことのある「攻め駆け」タイプとはいえ、現厩舎に在籍してこれだけ動いたことはない。前走後はノーザンFしがらきに放牧に出されていたが、その効果は絶大なのかも知れない。

 時計の出方は2日も変わりなく、先週よりは時計が出る馬場差『+0.7秒』で観測している。

【CW/5F66.0秒】
 1日も2日も先週の時計の掛かる馬場が嘘のような速い時計が連発。向正面の6F標識から13秒台のラップで飛ばす馬もいたが、最後まで脚色が衰えることなく、終い1Fは13秒台でまとめて6F78秒台もちらほら。

 そんな中で目立った動きを見せたのが、新馬シャイニータキオン(栗東・橋口弘次郎調教師)。1回京都で除外されたことで、今週の京都芝1600mまで延期する形となったが、その動きは当時より軽快。6F80.5〜1F12.8秒を馬なりでマークしており、併せたソードブレイカーにも先着した。「除外されたことで、馬に活気が出てきたね」とは橋口弘次郎調教師。素質馬も揃うレースだが、本馬も間違いなくその1頭だろう。

 馬場差は大幅に時計を要した先週から一転、通常よりも少し時計が出るくらいなので『-0.1秒』で観測している。(取材:井内利彰)

※調教馬場横の数字は基準時計。この数字以下の時計であれば、標準より速い時計と判断してよい。

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。