09年の覇者ブレイクランアウトとの兄弟Vを、エネアドが目指す。重賞では2戦して結果が出ていないが、前走は課題の折り合い面に進境を見せて、首差の2着。「少しづつ常識にかかってきた感じがする」と戸田師は良血馬の上昇ムードを感じ取る。「走り切れていない競馬が続いており、レース後もケロッとしている」と今後“大化け”の可能性もありそうだ。
藤沢和厩舎は奥行き十分の素質馬2頭で勝負をかける。ジャングルクルーズは入退厩を繰り返したデビュー前の弱さが解消。「前走は普通なら負けるような強引な競馬。長くいい脚を使うし、東京向き」と藤沢和師は力を込める。また、過去2戦ともに発馬で出遅れているスピルバーグには「競馬がまだ下手だが、久々の前走を使って良くなった」とうなずいた。
提供:デイリースポーツ