気負いがなく、非常に伸びやかなフットワークでヤングアットハートが美浦Wを駆け抜けた。5Fで1秒1先行する僚馬ケイアイアポロン(4歳500万下)の外を回っての直線併せで、馬なりのままきっちり並入。鞍上との呼吸をピタリと合わせ、5F67秒3-38秒6-12秒5を記録した。絶好調と言っていい動きに、松山康師は「いいんじゃないか。楽な手応えで、反応が良かった」とうなずく。中2週のローテでも、中間は併せ馬を2本消化。「前走(白富士S1着)後も馬体がすぐに回復した。それだけ体調がいい証拠」と、臨戦態勢に狂いはない。
目下2連勝中のギュスターヴクライは、高橋亮(レースは蛯名)を背に栗東坂路で単走。4F56秒3-41秒2-14秒0と時計は地味だが、動きには活気があった。鞍上は「4F55秒ぐらいのイメージだったけど、馬場状態が悪かったし、単走では余計に動かないね」と苦笑い。それでも「最後までしっかり。フォームも崩れなかった」と動きの良さに太鼓判を押した。
提供:デイリースポーツ