東京新聞杯で2年ぶりの勝ち星を挙げた
ガルボ。好位の3番手を追走し、逃げ馬だけを見据えた強気の競馬を敢行。これまでの詰めの甘さを払拭するひと皮むけた姿が印象に残った。1週前追い切りは、美浦Pで5F60秒8-12秒7(一杯)をマーク。引き続き好気配を保っており、軽快な動きを披露した。清水英師も「前走の疲れはすぐに取れた。使った後も順調にきているね。寒い時季は調子がいいから、今のうちに使っておきたい。暑くなったら駄目だし、一戦一戦が勝負のつもりだよ」と重賞連勝に向けて虎視たんたん。昨年は
サンカルロの2着に敗れているだけに、何としても雪辱を晴らしたいところだ。
条件戦を連勝中の
オーセロワが、勢いに乗って重賞制覇を狙う。ここ2走は距離を7Fに延ばして、しぶとい粘り腰を発揮してきた。昇級戦の今回、相手は一気に強くなるが、状態の良さで一発をもくろむ。1週前追い切りは、栗東DPで6F83秒3-11秒5を馬なりで計時。軽快なフットワークで好調をキープしている。安田景助手は「ここ2走はジョッキーがスタミナを温存した乗り方をしてくれた。状態はすごくいいが、番手だと掛かる可能性もあるので、今回は速い馬との兼ね合いがポイントでしょう」と課題を挙げたが、「能力はあるので、
リラックスして走れるかですね」と初の重賞挑戦にも手応えを感じているようだ。
提供:デイリースポーツ